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豆腐づくりへの想い

私は以前別の豆腐屋に勤めていました。
大豆の大ファンであった私は当時ダンプカーいっぱいに積まれた「おから」の山を見て最初は「宝の山だ!」と思いました。しかし聞いてみるとそれは今から捨てに行くとのこと。しかも今やおからは産業廃棄物に指定されていて、お金を払ってまでも処分してもらうとのこと。薄々は知ってはいましたがそれを目の当たりにして「もったいない」と、とてもショックを受けました。
それからそこに勤めながら、なんとかこの「おから」を有効活用する方法はないかと考え始めました。
肥料にするとかクッキーなどいろんな食材に入れることなど考えましたが、やはり次から次へと出てくるおからを消費するのにはとても追いつけません。どうしたものかと思っていました。そして、「そうか!おからを出さない究極の方法はおからを出さない豆腐を作ればいいじゃないか」という結論に至りました。
しかし大豆には特有の「えぐみ」があり、おからを出さずにまるごと豆腐にしてしまうとその「えぐみ」もそのまま残ってしまうという理由から苦労しましたが、約2年の試作研究の末

「これならいける!」

という豆腐が完成しました。
当時は安月給のサラリーマンでしたが、自分の小遣いの中から大豆を仕入れ、粉砕加工を依頼し、自宅の台所で試作を繰り返すという事を繰り返しました。おそらく暇だったんです(笑)
実はそれを、当時勤めていた豆腐屋に提案してみようと思っていましたのですが、そんな時また別の知り合いでもあった豆腐屋さんが廃業されたという噂を聞いたので伺ってみますと、「もうその工場を壊してアパートを建ててアパート経営をする」と言って、「今まで使っていた機械や設備を処分するにもお金がかかるから困っている。なんなら貰ってくれるなら助かる(笑)」と。
最初は私も他人事で笑っていましたが、よく考えてみると、ある程度の設備がそろうという事で、「この流れは自分でやりなさいって事かも」、などと思ってしまいました。
新たに工場を借りて整備もしなければならないので相当な借金を負うことにはなりますが、無理してでもこのタイミングで思い切ってやってみようと起業を決断しました。

昔から「畑の肉」と言われてきた大豆ですが、豆腐にする製造工程で「おから」としてその多くの大事な栄養が取り除かれてしまいます。そして「おから」はその処分が社会問題にもなり今や「産業廃棄物」として処分されています。
そのおからには食物繊維や大豆イソフラボン、大豆サポニン、大豆レシチンなどの栄養素が豊富に含まれています。食物繊維で言えば、するが美人(お店では大豆まるごと絹)300g一個につきレタス約3個分の食物繊維が含まれています。
すなわち、おからを出さない製法という事は体にも環境にも良いと言う1石二鳥の製法という事が言えます。


しかしやはりいくら良いものができましても「味」が良くなければお客様に「また食べたい」と思っていただくことはできません。
もともとは大豆をまるごと使用するためとても濃厚な味ではあります。それをさらに皆様のお口に合うように、とことんこだわり、この「するが美人」を作り上げました。
先ほどは一石二鳥と申し上げましたが、大豆の風味も濃厚な美味しい豆腐が出来ましたので、一石三鳥の豆腐になったと言えると思います。


今まで一人で製造、配達、営業、などこなしながら約9年スーパーへの卸業としてここまで広めることが出来ましたが、「この豆腐をもっと知ってほしい!喜んでいただきたい!」という思いから、2019年2月末に焼津市東小川に小売店の「大鈴屋豆腐店」をオープンいたしました。
この一石三鳥のお豆腐製品をぜひ皆様にお召し上がりいただきたいと共に、もっともっと多くの方にこの大鈴屋豆腐店を知っていただき、お越しいただけたらと思っております。

ぜひご家族やお友達などと一緒にお気軽にお越しいただけたら幸いです。

代表 鈴木 税

こだわり

  • 「北海道産有機大豆」100%使用
  • 安心・安全で美味しい希少大豆
    「国産大豆」100%使用

    大鈴屋の豆腐は大豆をまるごと全粒粉にして水と攪拌し製造します。
    その大豆をまるごと使用するという事にあたって、安心安全にお召し上がりいただくために、「国産大豆」を100%使用しております。もちろん遺伝子組み換え大豆は使用しておりません。

  • 海からの恵み、神秘の水
    海洋深層水仕込み

    水はミネラルたっぷりの海洋深層水仕込み。海洋深層水は気候変動や人の活動の影響をほとんど受けず、太陽光が届かいないため常に一定の温度を保ちかつ正常な水質を保っています。さらに表層から沈降した生物等の有機物から多量の栄養塩類が分解、溶出されミネラルや栄養塩類がとても豊富です。その海洋深層水を使用することによって大豆の旨みまでも引き出すことができ、豆腐の味もさらに美味しくなりました。

  • 「北海道産有機大豆」100%使用
  • 「北海道産有機大豆」100%使用
  • 大豆の栄養そのまま、さらに...!

    昔から大豆は「畑の肉」と言われてきました。
    しかし豆腐の製造工程で、大事な栄養がおからに残され、「産業廃棄物」として処理されてしまいます。栄養たっぷりのおからは今や社会問題にもなっているのです。
    「おからを出さない製法」ということは、栄養だけでなく環境にも良い一石二鳥の「エコなとうふ」なのです。

よくある質問

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